静楓亭の源泉について
- 福島県猪苗代町は、磐梯山・安達太良山・吾妻山の活火山を3つも抱え、源泉には事欠かない温泉地です。 静楓亭の源泉は、磐梯山麓温泉です。磐梯山麓の緑濃い森にすっぽりと抱かれた温泉。地下500mからくみあげた温泉は自然の恵み含んだ天然温泉。泉質は、「塩化物泉」や「硫酸塩泉」と同じ塩類泉の一種で、ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉で、神経痛・筋肉痛・慢性皮膚炎に効能があります。
- おだやかで優しく つるっとするお湯で、心身を健やかに保ち、美肌に導く成分がしっかりと含まれています。 長く浸かっていても湯疲れすることなく、お肌に優しいナチュラルな感触を楽しめ効能がじわじわ効いてくる、そんな湯力のある魅力ある温泉です。 実際に入浴すると皮脂がきれいに落ちるため、お肌の水分蒸発が促進されます。水分が蒸発するということはお肌を乾燥させるということでもありますが、天然の保湿成分といわれるメタけい酸(144.5㎎/kg含有)を多く含んでおり、お肌の角質膜セラミドを促進してくれます。
- かくれ成分である「メタほう酸(33.2㎎/kg含有)」は、切り傷など肌のダメージを回復させる働きがあるため、適切に入浴することによって切り傷を早く治すことも可能と言われています。 スタッフが階段で転倒し強い打撲と脛を擦りむいて怪我をする傷口が塞がる前に、連続で3日間適切に入浴したところ、傷口が塞がってきたという体験談もございます。
豊富な湧出量
- 福島県の湧出量は全国で10位です。 静楓亭の源泉(磐梯山麓温泉)の湧出量が、毎分482リットルと湯量が 豊富です。湧出量とは、源泉から湧き出る温泉の量を単位時間あたりで示したものです。 かつて、毎分1ℓの温泉で入浴客1人、湧出量50ℓなら宿泊定員50人の旅館ができるともいわれていました。 静楓亭は、その豊富な湯量を活かして、全室に源泉掛け流し100%の露天風呂をご用意しています。
効果的な入浴方法
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一
かけ湯をしよう
かけ湯は身体の汚れをおとすためのマナーだとおもわれがちですが、お湯の温度や温泉の刺激に身体を慣らすための大切な意味があります。 手、足など心臓の遠くから肩に向かって順番にかけ湯をしましょう。この一手間が、入浴中の脳卒中や心臓発作を防いでくれます。
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二
あがり湯はやめよう
塩化物泉の特徴を活かすためにも、入浴後は温泉成分を洗い流さないことが大切です。 皮膜のように体についた温泉成分は、入浴後も3時間は皮膚からの浸透効果が持続すると言われています。あがり湯をするならシャワーではなく湯口から桶で新鮮な温泉をとり使うとよいです。
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三
水分補給をしっかりと
入浴前(できれば30分前)と入浴後に水分をしっかり摂りましょう、こうすることで入浴による発汗作用で血液の粘度があがる、いわゆる「どろどろ血」になるのを防いでくれます。水や麦茶の他、ビタミンCを含んだオレンジジュースなどもおすすめです。ビタミンC飲料は湯あたりの予防にもなります。
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四
空腹はさけよう
入浴前は、適度なカロリーを補給しましょう。入浴による消費カロリーは想像以上に大きいものです。そこで適度なカロリー補給という意味で、糖分を含んだお菓子程度のものを食べるのは入浴の準備になるので最適です。
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五
入浴後のビールはOK
入浴すると全身の血行がよくなる分、胃腸への血流量が減り、消化が鈍るものです。 ビールはアルコール、炭酸ガス、苦み成分の3つが胃を刺激し、胃の働きを活発にするので食事をするための身体の準備を促してくれます。(※ビールそのものは水分補給にはなりませんので、汗をかいた分しっかりと水分補給が必要です)
温泉成分表
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源泉名
磐梯山麓温泉
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泉質
ナトリウムー塩化物温泉
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ナトリウムイオン含有量
(1285㎎/kg含有)
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カルシウムイオン
(171.2㎎/kg含有)
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塩化物イオン
(1652㎎/kg含有)
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炭酸水素イオン
(1532㎎/kg含有)
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メタけい酸
(144.5㎎/kg含有)
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メタほう酸
(33.2㎎/kg含有)